第2回常総市みつかいどう花火大会
酷暑がひと段落つき、9月に入ったこの日、待ちに待った、みつかいどうの花火が開催された。
事前にプログラムをインターネットで入手し、どんな大会になるかをアレコレと想像した。バリエーション豊かなシーンのイメージを事前に想像することだけでも楽しい大会だ。
そして、昨年の大会のことを思い出した。
プログラム進行がとても速いのだ。気を許せば大事な玉を見逃すかもしれないし、見逃すことのできるプログラムがひとつとして無い。
こんな大会はほかに無いのではないか?
私はフィルム撮影をするので、なおさらフィルム・チェンジの段取りにひきづられてしまう。
ということで、いつものように撮影用の「台本」をつくった。
プログラムから一つ一つの玉を抜き出して、進行順に並べてみる。割物もスターマインも一つづつとカウントすると約90プログラムにも登る。
次はカメラへの割り振りだ。使用カメラは中判645の2台。レンズについては観覧場所によって変えざるを得ないので焦点距離は未定とするが、1カメ・2カメそれぞれの役割を割り振った。
あとは進行に沿って、縦横の構図や想定する絞り、おおよそのフィルム・チェンジの節目などを手書きの進行表に書き込んでいく。
これまで、土浦や長岡等の大きな大会でとってきた撮影準備であるが、まあ台本を用意しておいても、花火に感動・感激していると冷静ではいられなくなるのが人情。失敗だらけになる。超広角を使うべきところで標準レンズで撮影してしまったなぞ、しょっちゅうである。それでも、台本を作って頭に大まかなイメージさえ残しておけば、花火を楽しむ気持ちに余裕ができる。
できるだけ撮影そのものに気をとられないよう肉眼で花火を楽しむこと、今回もそれができたのが嬉しかった。
「スペクタクル花火ショー・ハナビリュ―ジョン2007」より
DATA : Pentax645 + 45mm Velvia50
家事を済ませて現地到着、午後遅め。風が強めでおおよそ北方向から吹いてくる。昨年は正面に陣取ったので、今年は北に移動してみよう。テクテクと歩いている途中、三脚が林立するあたりで、(私が勝手に師と仰ぐ)小野里さんがお仲間と談話中だった、短時間のご挨拶をさせていただいた。そして、打上場所の全体を若干引きぎみで観覧できる箇所(堤防道路)に観覧場所を定めた。そよぐ風が快適なすばらしい観覧環境であった。

写真の左側奥、橋の手前にクレーンが見える。オープニング時の富士山をかたちづくっている。右側、林の手前に大玉用の筒が並ぶ。結局、この箇所から見た場合はスターマインは引いて斜めに見ることができるが、大玉はかえって距離が近い。
6時半、プロローグ花火が始まる。「夏が過ぎ 風あざみ・・・」井上陽水のうた『少年時代』が流れる。となりグループの知らん子が「あ、毎年かかってる音楽だあ!他にないのお?」とボヤく。これでいいんだ。オヤジの心に染み入るんだよ。この歌は。この季節、この時間、この花火に合っているではないか、と心の中で伝えた。
さあ、充実した花火の饗宴が始まった。
各写真をクリックしてください。
<スターマインの数々>
野村花火さんのスターマインは消え際の表現が、より一層鮮明になった印象だ。意思をもっているかのように一斉にパッと消える。
新設された内閣総理大臣賞受賞作品コレクションというコーナーでは、山口百恵のうた『秋桜』に乗って「移りゆく季節の中で」が披露された。息をのむ展開に、会場は静まり返った。

野村陽一 花火GALLELY(5) |

野村陽一 花火GALLELY(5) |

移りゆく季節の中で(17) |

移りゆく季節の中で(17) |
山ア煙火さんのスターマインは豊かなときの流れを感じさせる。 篠原煙火店さんから昨年のテーマをさらにバージョンアップした「幽玄夜噺し Specia」。和火の深みを感じさせていただいた。

「夜空のメリーと子守歌」 |

「夜空のメリーと子守歌」 |

「幽玄夜噺し Special」 |
<市民花火(メッセージ花火)より>
こころを込めたメッセージに、花火師さんたちは技でこたえる。

篠原煙火店さん(7号) |

菊屋小幡花火店さん(8号) |
 野村花火さん(8号) |
<全国花火名人新作花火コレクションより>
工夫に満ちた魅惑的表現の連続に息をのむ。
 北日本花火さん(3) |

北日本花火さん(3) |

片貝煙火さん(9)
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山内煙火さん(14) |
<花火ミュージアム〜至高の世界・美の巨人たち〜 / ファイヤーアートコンテスト 8号玉創作花火競技会>
みごとな作品の怒涛の連発であった。
 野村陽一氏 |

愛知県 磯谷尚孝氏
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 静岡県 池谷博文氏 |

長野県 田村清治氏 |
 長野県 篠原茂男氏 |

茨城県 野村陽一氏 |
 長野県 青木昭夫氏 |

茨城県 山ア芳男氏 |
<スペクタクル花火ショー・ハナビリュ―ジョン2007>
はっきり・くっきり・可憐な花火のモザイク模様であった。
 ハナビリュ―ジョン(20) |

ハナビリュ―ジョン(20) |
 ハナビリュ―ジョン(20) |

ハナビリュ―ジョン(20) |
たいへん楽しい花火大会でした。地方の小都市における大会で、これほどまで豊かな内容とクオリティを実現できることは、奇跡的なことではないでしょうか。関係者の熱意と、それに応える煙火業者さんたちの心意気のたまものでしょうね。
頭が下がります。ほんとうにありがとうございました。
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